| 聖なる祠は、いまだなお俺の訪れを許してはくれないようだ。 |
| いや、あるいはこれが彼女なりの歓迎の仕方なのか。 |
| 祠は悲憤慷慨して俺の闖入を祝福し、欣喜雀躍して俺の参堂を呪詛した。 |
| 侮蔑の念とともに俺を愛撫し、畏敬の念とともに玩弄した。 |
| 乃依 |
ああぁぁぁんぅうぅぅぅんっ……ああっ……あぁんん……。 |
| 俺の象徴は彼女の中で踊り、踊らされていた。 |
| もてあそばれるがままに身をゆだね、嬉々として無邪気にはしゃいでいた。 |
| 乃依 |
んんんぅぅぅ……はあっああぁぁぁんん……! |
| 乃依は今、俺の上でなまめかしく腰をくねらせている。 |
| はだけた浴衣の隙間から、小ぶりな乳房がのぞいていた。 |
| 小気味良く飛び跳ねる乳房に、俺の情欲は掻き乱された。 |
| 思うよりも先に手のほうが動き出していた。 |
| 俺は浴衣の襟元をつかむと、ガバッと乱暴にそれを引きずり下ろした。 |